年少さんの『幸せ』の因数分解

園長 東 晴也

園長日記

今日の午後、楽しげな笑い声に誘われて、ピータールーム(年少組と職員室の間の保育室)にある大きな縦長の段ボールの中を、そーっと覗いてみました。そこには、楽しそうに笑って遊んでいる年少組のSさんとN君の姿がありました。私は笑いながら、
「何してるの?」と聞くと、二人は夢中に遊ぶのを一端やめて、
「おうちごっこ!」と教えてくれました。
「そうなんだー。楽しそうー。」
おうちごっこって、段ボールの中に好きなおもちゃ(ミニカーとブロック)を持ち込んで、遊んでいるだけなのですが、その笑い声がとても楽しそうなので、急いで園長室に戻り、カメラをひっつかんで、その段ボールにピッタリ収まっている二人を、写真に撮らせてもらいました。

園長室にもどって、この二人の写真を眺めながら、ふと「幸せ」ってこういうことなのではと、考えたのです!

中学の数学で「因数分解」って、ありましたね。数式を他のもっと単純な積の形の数式に書き直すといったような作業のことだったと思います。その理論で、「幸せ」を因数分解(他のもっと単純な形・言葉)してみると、
「幸せ=私の居場所×好きな人」なのではと思ったのです。どうでしょうか?もっと平たく言うと、「私の居場所に好きな人と一緒にいること」なのでは?! 私の場合は、「今、与えられている場所で、主イエスと共に生きること」なのです。

SさんとN君の可愛らしい「おうちごっこ」からいろんなことを考えさせられました。Sさん、N君、どうもありがとう!

*「『園長!』の写真日記」は、ひかり幼稚園在園児及びそのご家族を念頭に、その日にあった出来事を写真と共に振り返りつつ、執筆するものです。