はじめてのA先生の内科健診

狭山ひかり幼稚園

園長  東 晴也

今日は、内科健診でした。市内で開業されている内科医でひかり卒園生のA先生(今年度から園医になってくださいました)が、はじめて健診に来て下さいました!(ありがとうございます!)

健診が終わり、私が感謝の意をお伝えすると、先生はすかさず、
「園児の表情が明るいですね~。園庭に陽がたくさんあたって明るいからかなー」
と、まず感想を語って下さいました。そして、さっと椅子から立ち上がられると、ホールの裏の小道を指さして、
「私もこのへんで、どろ団子作ってました」
と、懐かしそうにおっしゃるではありませんか!
さらに、テラスで年長さんがソフトブロックでなにかを制作しているのを見て、
「おー、クリエイティブ!」
と、褒めて下さったのです!

医師って、患者さんを「診(み)る」と言うけれども、ほんとうによく観てらっしゃるなと感じました。診察して、その診断を、言葉で、患者に伝えて治療するお仕事であることは言うまでもありませんが、先生がお感じになったことを、簡潔な言葉でさっと相手に伝えるのが上手いなぁと、感心させられました(なんか偉そうに言ってしまってすみません!)。私も言葉で授業をする仕事を長い間してきたので、そういうところに共感しやすいのかもしれません。

それと、健診の前後も含めて、今日のA先生に感じたのは、ひかり幼稚園の「精神」を今ももっていらっしゃるということです。うまく表現できませんが、周囲への興味関心をもち、他者を尊重しつつ、自らの好奇心に素直に行動し、表現する。そんな今の園児の皆さんに感じるのと同じような「ひかりスピリット」を感じたのです。卒園生だなぁ~と。

「三つ子の魂百まで」と言いますが、A先生の幼児期に育まれた「温かいもの」を感じることができたような気がして、それが嬉しかったのと、その「温かいもの」がひかりで育ったことと少しでも関係があるとしたら、こんなに嬉しいことはない。そう感じた今日の内科健診のひとときでした。
あらためまして、A先生、園医をお引き受け下さり、ほんとうにありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。(2025.5.8)

*「『園長!』の写真日記」は、ひかり幼稚園在園児及びそのご家族を念頭に、その日にあった出来事を写真と共に振り返りつつ、執筆するものです。