園長 東 晴也
ひかり幼稚園に赴任してたくさんの不思議や疑問に出会ってきました。「里山の木1000本」に囲まれたまるで森の中にあるような幼稚園は、毎日森林浴をしているような心地良い感覚がありました。と当時に秋から冬にかけて、大量に降って来る落ち葉を掃き、ビニール袋に詰めて、有料で処分することへの抵抗がありました。
以前、勤めていた高校では、生徒と一緒に畑作業をし、飼育していたジャージー乳牛の牛糞を混ぜて堆肥を作って、それを畑に供給して来た私には、経済的にも、園児の経験としても、「もったいないな」と思ったのです。
そこで、園に出入りしている樹木医のKさんにも相談し、バイオネストの提案を受けました。要は、コンポストです。細い樹木を編んだ木の枠(これができなかったので、私はコンパネを使いました…)に、落ち葉を入れて、貯めて、腐葉土になるまでひたすら待つという単純な作業工程ですが、これがようやく実現したのが今日この日でした!(やったー!)
ひかり版バイオネストを作ったのが、一昨年2023年の12月12日。翌日から落ち葉を投入(一番上の写真が当時)しはじめ、今年の夏にいい感じに腐葉土になったであろう朽ちた枯葉と腐葉土を、この夏に幼稚園のスタッフ5人で木枠からスコップとフォークでかき出し、畑と竹林とくじゃく小屋の隣のもう使われていない砂場に入れました。これが、重労働でした。そして、今日、年少さんがプランターにチューリップの球根を植えるというので、堆肥として「使いませんか?」と担任のS先生に聞いてみたら、快諾してくれました!手のひらの上にある土は、約1年7か月経った腐葉土です。いい感じですよね。肥沃な土という感じがします。
ひかり幼稚園には、多くの落葉樹があり、しかも巨木になっている木が多いのです。先日、この冬にケヤキなどを剪定(予定)する業者が下見に来られたのですが、その時にこんなことを言われました。「これだけいろんな種類の大きな木がいくつもあって、しかも順調に育っている幼稚園って見たことないですよ。」私は、大きな木を管理するのは、とてもお金がかかり、リスクもあることなので、なるべく強い剪定をお願いするわけですが、植木屋さんとしては、それはあまりしたくないようなのです。「立派ないい木ですね~」という感じで。
それはそうと、今日は、あの2年前に思い描いた、「園内での落ち葉を循環させて畑などで再利用したい」という願いが、年少さんのチューリップのプランターで実現した記念すべき日となりました。
それで今日は、園内落ち葉循環再利用記念日です。(2025.11.27)
*「『園長!』の写真日記」は、ひかり幼稚園在園児及びそのご家族を念頭に、その日に
あった出来事を写真と共に振り返りつつ、執筆するものです。




