園長 東 晴也
「手取りを増やします!」と叫ぶ分かりやすい政党に支持が集まる時代に、無償労働をお願いする学校のボランティア活動って、いかがなものでしょうか?と言われそうな時代になりつつある昨今、今日はひかりの夏恒例の草刈りボランティアをありがとうございました!
文科省の『幼稚園教育要領』を引用させていただくと、「自分の体を十分に動かし」(健康)、「身近な人と親しみ、関わりを深め、……一緒に活動する楽しさを味わい」(人間関係)、「身近な環境に親しみ、自然と触れ合」い(環境)、「いろいろな体験を通じてイメージや言葉を豊かにする」(言葉)といった今日の活動は、幼児教育が大切にしてい
る多くの「領域」を十分充足していると言えます。(「 」内は『幼稚園教育要領』文科省2017年告示)つまり、本日の草刈りボランティアは、教育的にとても意味のある活動と言
えます。(堅い文章で申し訳ございません。)
今から2700年前のギリシアの詩人ヘシオドスは、労働は奴隷がするのがあたりまえだった時代に、『労働と日々』の中で、「労働の尊さや楽しさ」を語っています。
私は、一見強いられる活動(労働)の中に、自分を成長させる見えない種がたくさん蒔かれていると思うのです。これは大人も子どももです。
道端の草を抜くことにどんな意味があるのか?と考えたくなりますが、青い空の下で、気持ちのいい外の空気を吸い、「夏休みどうだった?」とお友だちとお喋りをしたり、草にくっついている虫を観察したりしながら、体を動かし汗をかくことは、特に幼児期には必要な活動です。
そんな活動に、今年も多くの園児の皆さんと保護者の皆さま、そして何人もの卒園生の皆さん、さらに卒園生ではない在園児のご兄弟の皆さんのご協力をいただき、本当にありがとうございました。2学期もどうぞよろしくお願いいたします。(2025.8.28)
*「『園長!』の写真日記」は、ひかり幼稚園在園児及びそのご家族を念頭に、その日にあった出来事を写真と共に振り返りつつ、執筆するものです。