|
ゴリラの窓
|
|||
| 先生のページへもどる |
|
更新日:00.01.17
|
| 人生の知恵は、大学院という山のてっぺんにあるのではなく、砂場の中に埋まっていた。人間はどう生き、どのようにふるまい、どんな気持ちで日々を送ればいいか、本当に知っておかねばならないことを、わたしは残らず幼稚園の砂場で学んだ。 ロバート・フルガム(米・哲学者) 幼稚園を創立する前、学園創立者の石川求助(蚕種の専門家で。狭山市初代市長)から、「絹織物の値段は,春の一番蚕の二齢(2回目の脱皮で5,6ミリの大きさ)の時に決まる。蚕が大きくなって、繭をつくるときになって、いくら葉っぱをやってももう遅い」と教えられました。 人間でいうと1、2、3歳の乳幼児期に、一生にわたる個体が決まってしまうので,その時期に最適の温度と湿度,それに最高の飼料(桑の葉)を与えると、あとは放っておいても立派な繭をつくるというのです。 このページのはじめにロバート・フルガムの著書「人生に必要な知恵は、すべて幼稚園の砂場の中で学んだ。」から骨子となることばを掲げましたが、我が国の諺にある「三つ子の魂百までも」と同じで、これはまことに真実です。乳幼児期の今こそ、手を抜いてはいけない一生を決める重要なポイントなのです。 従って、園は子供たちが目当てをもって、楽しく、いきいきと、全身全霊を込めて生活することができるように最善の配慮をしています。そういう響き合いの中で試行錯誤や葛藤体験を繰り返しながら、「人間はどう生きるべきか」を身体ごとで学んでいます。けじめやしつけや[生きる力]は,そういうさりげない日々のふれあいの中で,確実に「人生に必要な知恵」として育っています。 俗っぽいことばですが、私はひかりのテーマを、「踏んでも蹴っても死なない子」としています。自主的精神に満ちた、賢く、たくましい野生人を育てるべく、ひかりは「幼な子に開かれた花園」を目指しています。 魂と魂がぶっつかりあい響きあう場。 いきいきとした感動のあふれる場。 しかし優しく、共感のあふれる場。 ………そんな時空を創造しようと、私たちは必死で取り組んでいます。 園長 東喜代雄 (ひがし きよお) |