ついに別れのときがやってきました。今になってこうすればよかった、ああすればよかったと、反省しきりです。
卒園生の皆さんににとっては、この『ぷりずむ』第104号が最終号になります。私なりに一生懸命に取り組んだつもりですが、振り返ってみるとなんとミスが多かったことか。計画変更、訂正補足が続きました。安易に取り組んだわけではありませんがご迷惑ばかりをおかけしました。お詫びを申しあげます。言動についても平素から優しさに欠け、無理なことを平気で言いました。いやな思いをされた方が大勢おられると思います。こちらもどうかお許しください。
卒園式にあたり、気の利いたことも言えませんが、子どもに向かっては、はなむけの気持と将来への期待を込めて、私の全身全霊を銅版にぶっつけました。子ども達はまだこの詩の意味を理解できないかもしれませんが、いつか自分のよさとして分かってくれる日が来ると思います。漢字があり抽象的な言い回しもありますが、うまく解説してあげて下さい。なおこの銅板の試みを全面的に指導し支援してくださる安宅先生と娘の未希さんには、心から感謝をささげます。先生達は日々の保育において、言葉でなく全身で優しさや熱心さを表現しました。園は全職員が助け助けられながらチームワークでやっています。こんなすてきな仲間と一緒に仕事ができることを、私は誇りに思い感謝しています。しかし私が一番迷惑を
かけたのはこの先生たちでしょう。預かり保育の水村美智子、高野麻里両先生には本当にお世話になりました。園から声がかかるのを自宅で待機するのは言うにいえない辛いところがあると思います。いつも気持ちよく助けていただきました。
英語活動のマイケル・ブリンクマン先生,造形の泉明美先生,本当にいい人を迎えています。ご功績も顕著でした。
さて明日は卒園式。ベートーベンの「運命」に乗って入場行進です。式における立ち居振舞い、園児たちの歌、恒例の「詩篇23篇」の暗唱、ペンダントをお渡しして感謝をあらわすシーン・・・今年はどんなドラマが展開するのでしょうか。願わくは別離にふさわしい心のこもった一日となりますように。
今年も隣の小学校、中学校、日頃お世話になっている大妻女子大の教員仲間、数回でかけた群馬県新島短期大学の先生などご来賓をお迎えします。昨年度ひかり会会長の川村ゆみ子さんには祝福のメッセージをいただきます。学園の理事,評議員さんも出席してくださいます。
さて保護者の皆さまには1年間本当にお世話になりました。こうして卒園式が喜びと期待をもって迎えられるのは、皆さまのおかげです。保護者パワーなくしては園の運営は成り立ちませんでした。心から感謝を申し上げます。
ひかり会の活動では、たくさんの宝を積むことができました。文集係さんの活躍については、既に『木洩れ陽』第37号が発行になりました。内容は見事というしかありません。園児たちが自分で文章を読めるようになったとき、どんな感慨を抱くのでしょうか。小学校3年になると「私の生い立ち」という授業があります。毎年のように「この文集で私がどんなに愛されていたか分かった。」という報告を聞きます。文集さんは、この発行のため原稿を依頼し、集め、パソコンに向き合い、コピー機と格闘して、版下をつくりましたね。ワープロ隊、カット隊のご尽力も見逃せません。本当にご苦労様でした。
広報係さん、年間5号にわたる「広報ひかり」の発行は大変だったことでしょう。一致して真剣に取り組みましたね。企画から取材・編集・印刷・配布には多くの話し合いと努力が要ったと思います。本年は毎号に特別企画がありました。見事でした。また2階の家族紹介の壁新聞にはどれだけ助けられたことか。何回も階段を上がって眺めたものです。ひかりが他人の寄せ集めであっても、心の通いあう温かい家族のように気軽く振る舞うことができるのは、この壁新聞はじめ、さまざまの努力のお陰だと思います。お互いの心にばっちりと「ふるさと」が保管されています。
文庫係さん、日常の図書の管理、4号にわたる『文庫だより』の発行、新刊本の購入、古本市の開催と収益金による蔵書の拡大。今年は特に顕著でした。頭が下がります。パソコンによるデータ管理と、大学や公共図書館とリンクさせるとひかり文庫が強大な蔵書を誇ることになります。子連れの大奮闘もご苦労様でした。
同窓生係さん、炎暑の中に300人ちかい卒園生を迎えて開いたガーデンパーテイーは昨日のことのようです。「待ってたよ!夏だひかりだお祭りだ」含蓄のある嬉しいテーマでした。全国から懐かしい顔が揃いました。みんなみんな喜んで再会を約束して帰りました。「ひかりの子」の2回の発行、その配布、とくに手配りに意義を見出して督励されましたね。とても嬉しかったです。ときどき入って来る寄付金の管理、3月25日には小学校を卒業した卒園生を迎えます。仕事はまだ残っていますが「帰っていくところがある、迎えてくれる人がいる」この心はずっと大切にしたいのです。皆さんのチームワークが見事でした。
卒園係のみなさん、1年間にわたる取り組みの仕上げは今日これからですね。さまざまな準備、加勢の確保、物品の企画、制作、購入、整備・・・本当にご苦労様でした。卒園記念品は園のわがままで木製本立てにしていただきました。半永久的に使用に耐え、なくてはならない教具です。有難うございました。末永く大事に使いたいと思います。ひかりの生活DVDは見事でした。これから卒園記念ビデオのですね。期待しています。
世話係さん、形には残らないのに園と保護者会の潤滑油・パワー源として企画、運営をこなして来られました。「出愛,触れ愛、育ち愛、そしてありがとう」はすべて「よさの尊重と感謝の具体化」に通じていました。総会、定例会、運動会のバックアップ、小中学校と合同で開いたひかり会講演会には神田先生が来て下さいました。6回の地域懇談会(両市の教育委員会後援)、クリスマスのクッキー、オーナメント、お汁粉の白玉粉作り、納め会・・・、特に開校式と納め会に来られた教育委員会の田代先生は最後まで参加してくださいました。家庭教育学級の教育長表彰はなんと73人、すごいの一言です。世話係としては一年中気が抜けなかったのではありませんか?プロジェクトを起こし、皆さんの参加を呼びかけ、ご苦労が絶えなかったと思います。谷水会長を軸に会合が開かれるたびに、和やかな中にも活発な議論と思慮深い協議があっ
て素晴らしかったです。助けあいが随所に見られました。ひかり会の活動すべてが、創造的で挑戦的、進取の精神に溢れていました。それにやさしさにおいて至れり尽せりでした。いろんな意味で画期的な一年だったと思います。今年も「できる人が、できるときに、できることを」という合言葉はばっちりでした。
数多くの同好会も大活躍でした。ご苦労もあったと思いますが収穫も大きかったと思います。これらは園の文化的財産であるにとどまらず、地域の中で大きな働きとなっています。お母さんたちには楽しい活動と思いますが、それは同時に子ども達に絶大な影響を与えています。人形姫、コーラスソレイユ、リコーダーアアンサンブル「野の花」、おはなしのわ、マザーズ、シャロンの会,絵本つくりの諸活動、同好会ではありませんが真夏の草刈りまさお隊にもお世話になりました。ご苦労様でした。ソフトボールの「おやじーず」、月ごとの練習会、時々の懇親会は本当に楽しかったです。見えざる園の屋台骨です。本当にご苦労様でした。
ホームページ部の大活躍には特別に御礼を言わなければなりません。毎日園のニュースを紹介しつづけてくださいました。更新がなければ一発で飽きられるところですが、日ごとに新しい気持で見ることができました。ひかりの誇りである「掲示板」でも適切な紹介、アドバイスをして盛り上げてくださいました。いまや愛読者は全国に広がっています。今年は、関東地区はもとより大阪、神戸、熊本、佐賀、福岡、名古屋、山形…などを旅しましたが、あちこちで「見ていますよ」と言われました。入園願書を提出した人の中に「ホームページを見たから」と、入園を希望する人が何人もおられました。
お父さん方のご尽力も特質ものです。見知 り遠足への参加、夜の運動会における屋根上のドラム、火を迎える儀式、演技にも真剣に取り組まれました。お泊り幼稚園の夜警、秋の運動会の雄姿、日和田山への登山遠足の介護、2月11日の最後の親子登園日にも大勢の方々が参加してくださいました。子どもの成長にはこうしたバックアップが何よりの栄養です。生バンドの要請にすっくと立ち、行事には積極的に参加、特に行事の準備から後片付けは疲れている私たちの慰めであり励ましでした。
そうした見える活動には参加できなくても、ワープロ隊で、クリスマス関連のプロジェクトで、いえそうした活動はできなかったとしても、周りの人々に笑顔を向け、挨拶を交わし、語りかけてくださったみなさん、あなたの眼差し、ほほ笑み、仕草、すべてが周りの人々を支え、励まし、ひかりにとって極めて重要な役割だったのです。私が気づかないところで黙々と縁の下の力持ちとなってくださった方もあるでしょう。日々の園児の送り迎え、弁当つくり、保育行事への参加・・・、心から御礼を申しあげます。有難うございました。
人は人の役に立つために長い時間をかけて学び、備え、自分を鍛えています。今後この心がどこに行っても生き続けますように。
ひかりは、卒園してからその意義がクローズアップするとよく言われます。気持が滅入るとき、いらいらするとき、不平不満が爆発しそうなとき・・・もちろん嬉しくて黙っておれないとき・・・ひかりを思い出してください。学校に行きたくないとき、仲間を避けたいとき、なにもかもが嫌だと思うとき、あなたの心のふるさとであるひかりに帰ってきてください。ここにはいつもあなたの居場所がとってあります。私たちは生きている限り、いつまでも、いつもあなたの味方です。ずっとあなたを応援しています。
6年後、この庭で「6年生を迎える集い」をします。笑顔いっぱいで会いましょうね
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(東 喜代雄)