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運動会_ひかりの四季より
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夏休みが終わり、プ−ル遊びも一段落すると、園では運動会が始まります。お客さんをお招きして行なう運動会は、10月の10日前後ですが、子どもたちにとってはその前後毎日が運動会です。 この頃になると、子どもたちは行動半径が広がり、運動能力も増し加わり、意欲にあふれ、可能性がどんどん拡大しています。そしてなにごとについてもよく「見てみて」「ちょっと来て‥」といってきます。それぞれが自分の自由を獲得したことや、自分の可能性が広がったことを見てほしいのです。その心もちに大人が寄り添うことによって、子どもたちの意欲や可能性はますます増大するでしょう。運動会はそんな時宜を得た、子どもの発達を促進させる行事であります。従って「子どものための(子どもが主役の)運動会」でなければなりません。単に、毎年やるものだからやる、みんながそうするからする、年中行事だからやる…という考え方で運動会をやるのでなく、子どもにとってプログラムに必然性があり、興味と関心にあふれ、意欲に押し出され、自然に生まれ出した運動会でなければなりません。 子どもの世界からイメ−ジされた、そして子どもたちが作っていく(築いていく)運動会です。 そこで私たちは、運動会にテ−マを設けるようにしています。テ−マにしたがって子どもたちがそのイメ−ジを膨らませながら、そのイメ−ジに没入し、熱中して取り組めるようにするためです。 したがって、運動会は学校でいう「体育祭」というだけでなく、音楽、造形、製作、人間関係、言葉、身体、心‥‥など全ての要素が渾然一体となって構成される総合的な表現活動なのです。 近年のテ−マを挙げておきますと、
運動会はそうした総合的な表現活動の場であると同時に、日常の保育そのものが問われている場でもあります。 ひかりの保育そのままに、子どもたちの主体的な活動が生き生きと展開され、全身全霊をかけた子どもの生活発表の場ということになります。 また運動会は参加者全員が一つのイメ−ジを共有しながら作りなすわくわくするような「祭り」でもあります。みんなである価値を共有し、そこにいる喜びと仕合わせを共感しあうのです。 そこで参観するだけでなく、進んで参加していただきたいのです。そうすればきっと楽しくまた盛り上がることでしょう。 プログラムには、乳幼児、小学生、お父さんたち、お母さんたち、おじいさんおばあさんたち、その他だれでも参加できるマラソンなどが用意されています。当日は運動しやすい、汚れてもいい服装と運動靴でおいでください。 みんなが参加し、拍手の渦と興奮の中で得る満足感は、また翌日からの子どもたちの活力としてよみがえり、豊かな活動へと進んでいくことでしょう。 乳幼児が参加するプログラムには小さな賞品が用意されています。それは年中組と年少組の園児たちが、運動会の数日前に一生懸命に焼いて作ったブラウニ−ケ−キです。それをかわいい折り紙の小箱にいれて、直接手渡すのです。考えてみればちょうど一年前にこうして先輩たちからいただいたものと同じものです。かわいい伝統はこんなところでも脈々と続いています。 |